家族社会学特論

授業コード 受講区分 学科 授業期間 履修年次 単位 担当者
552001   人間福祉学専攻 通年   4 山本 祥子

授業の主題(テーマ)
家族の現状とゆくえを考える

授業の目標(講義概要)
自明視されてきた「家族」の意味が議論の対象となり、「近代家族」の概念が浮上した過程を理解する。
そして「近代家族」の特性、とくに愛情規範がはらむ危うさと「近代家族」のゆくえを考える。

授業計画
1) 序論:家族のとらえ方をめぐる議論
「近代家族」の発見
2) 近代家族の基本的性格
3) 近代家族を支える装置
4) 〜5)近代家族の形成史
6)近代家族における愛情の意味
7)母性愛の形成
8)恋愛結婚と近代家族
9)〜10)家事労働のしくみ
11)〜13)近代家族のゆくえ
14)予備日

評価方法
授業中の課題発表とレポートによる。

テキスト
山田昌弘『近代家族のゆくえ-家族と愛情のパラドックス-』新曜社、1994、\2,300

備考
授業は講義、テキスト購読(解説をいれつつ)、課題発表などを交えて行う。